園での取り組み(環境)

水元保育園では、子どもたちの過ごす環境に目を向けた取り組みを進めています。
ここでは2019年に行った活動について少し紹介させていただきます。

園庭整備で初めに行ったのは園庭の築山でした。保護者の方へ呼びかけを行い、2月に園庭で最初の手作り遊具が完成しました。

「なぜ築山だったのか?」

1.遊びの中で自由に上り下りすることで、体幹を鍛える。
2.最初に作る遊具は、難易度が低く遊びやすいものに。
3.工夫次第で色々な遊びへと発展しやすい。

遊具作り第2弾は6月に行った汲み上げ式ガチャポンプの設置でした。

「どうしてガチャポンプを設置したの?」

1.実際に自分の力で水を出す経験をする中で、「水は水道をひねれば延々に出てくるものではなく、限りがあるものだ」という事を体感する。
2.使う分だけの水の量を出す感覚を身につける。
3.自分が水を使いたいタイミングで使用することが出来る。

子どもは遊びや生活の中で日々色々なことを学んでいる「学びの天才」。その一方で、大人からの声掛けの頻度が多いと拒絶しやすい特徴も持ちあわせています。そのため、直接的な声かけで教えるだけではなく、「子どもにとって、遊びの中での学びが充実するためにはどうすればいいか?」という視点を意識して取り組んでいます。
また、園庭や室内の環境について「ケガに繋がるのではないか?」「建築のプロでもない保育園の職員が作った遊具だと耐久性に不安がある。」といった意見を時々頂くことがあります。これらの意見に関して答えさせていただきます。
まずケガに繋がるのではないかという意見ですが、結論から言うと環境を整えることで大きなけがに繋がる危険性は減ります。なぜならば、子ども自身が遊びの中で体の使い方や自分の出来ることを理解し、危機管理能力が上がるためです。実際に園庭では、「上り方を工夫する」「友だちを真似て挑戦したけどできなかったので今はやめておく」などといった、自分自身と対話しているような様子が日常的に見られます。
こういった経験を重ねることで、自分のできることを把握する力や判断力、思考力が身についていきます。次に遊具の耐久性についてですが、こちらは建築士に監修をしてもらい、打ち合わせのもとで遊具の作成を行っているのでご安心いただければと思います。
つまり、大人がなるべくケガをしないように子どもの遊び方を制限していることが、子どもの学びの機会を奪い、逆に危機管理能力の低下に繋がってしまうということになります。水元保育園では自分で考え判断する機会を保証できる環境や声の掛け方を意識しながら子どもたちと関わっていきます。

園庭完成予定図(2020年7月現在)

完成予定図

 

 

園での取り組み(子どもとの関わり方)